都道府県連合パズル・ゲーム研究室

パズルやゲームに関する研究結果をアップしていく予定です。

カヴェルナソロ完全版用【200→204点の過程】(資材累積6以上で除外)

Alex Rockwell さんの200点の解答から、204点の解答(前回記事)に至るまでの過程をざっとまとめてみました。大きくは2つのステップに分かれます。

以前お書きしたカヴェルナソロの解説は専ら事前の情報整理に関するものなので、本稿のような記事によってより具体的なプレイ中の考え方が伝われば幸いです。


ステップ1:

200点の模範解答を拝見したところ、ラウンド5までは非常にうまいな・・という感じ。その後中盤に1回作る部屋を選べる場面があり、Alex さんはそこで「飼育場」を選択しているのですが、ここを「宮廷納入所」にすることであっさり202.5点(正式には繰り上がって203点)までは行けました。

貯蔵部屋とコンボしたときの宮廷納入所は強いのですが、おそらく宮廷納入所のラベルの色が黄色じゃないことで選択肢に入りづらく、盲点なのかもしれませんね。解説4で述べたような情報整理を丁寧にやれば、見落としのリスクは減らせると思います。

解説ではルビーを野菜にして+3点の効果にしか触れませんでしたが、ここでは元々野菜しかまけなかったラウンド10にルビーで畑を作ることで小麦もまけるようになるので、「小麦2+1点」の効果が非常に大きいです。もちろん最終的に貯蔵部屋のボーナス点につながります。

また、1ラウンドでも早く作りたい飼育場とは違い、宮廷納入所はラウンド7までに作れれば最大のルビー4が得られるので、事務室を優先できることも地味にプラスです。

まとめると、ここまでのアクションの変更点は以下になります。(探索やルビーで取る品物の違いなど、細かいものは省いています。)

・ラウンド6:「飼育場」の代わりに「事務室」
・ラウンド7:「事務室」の代わりに「宮廷納入所」
・ラウンド10:種まきの際にルビーで畑を作って小麦を1つまく


ステップ2:

宮廷納入所の効果で得たルビーにより手の自由度が増したことで、解説6で述べた観点での仮想探索効果追究の余地が生まれます。検討の結果、ラウンド8以降のトータルで「供給」を1回減らしてその分を「鍛冶工」にすることで、1.5点を捻出できました。これで204点です。詳細は割愛しますが、得点の差し引き状況だけ以下にまとめておきます。

・草原は元々1つ余っているため、供給が1回減ることによるマイナスは「1小麦1畑1点」。一方、鍛冶工が1回増えることによるプラスは、ルビーや他の探索による効果もひっくるめて考えると「2金,2金,畑」の3探索分になる。畑は相殺されるのでそれ以外の部分で見ると、マイナスは1.5点でプラスは4点、すなわち「4-1.5=2.5点」。ただし、供給を削ることでラウンド8を食いつなぐために森林の右上にいる猪が必要になり、草原と畑の配置上どうしても1回分タイルをはみ出して置けなくなってしまう。この分のマイナスが1点なので、最終的に+1.5点になる。


最終盤面:204点

カヴェルナソロ完全版用【204点】


ひとまずここで行き詰まったため終了としますが、まだ見落としはあるかもしれません。興味のある方はぜひ更新に挑戦してみてください☆(^-^)/